検査案内2023
22/176

CF「補体結合反応」Complement fixation testCLEIA「化学発光酵素免疫法」Chemiluminescent enzyme immuno assayCLIA「化学発光免疫法」Chemiluminesce immuno assayDIP Digital image processingECLIA「電気化学発光免疫測定法」Electrochemiluminescence immuno assayEIA、ELISA「酵素免疫法」Enzyme immuno assay.Enzyme linked immuno sorbent assayELISPOTEnzyme -Linked ImmunoSpotEM IT Enzyme Multiplied Immunoassay TechniqueFEIA「蛍光酵素免疫測定法」Fluorescence enzyme immunoassayFISH Fluorescence in situ hybridizationFPIA「蛍光偏光免疫法」Fluorescences polarization immuno assayGLC(GC)「ガスクロマトグラフィー」Gas chromatographyHA「赤血球凝集反応」HemagglutinationHI「赤血球凝集抑制反応」Hemagglutination inhibition抗原抗体結合物が補体を結合するという現象を利用した抗体価の測定法である。緒方法やウイルス感染症での診断に使われる。ヒツジ赤血球に対する抗体である溶血素を結合させた感作血球に補体を加えると溶血が起こる。患者血清の倍数希釈列に一定量の抗原と補体を加え、一定時間反応させた後、感作血球を加える。血清中に対応する抗体があれば、抗原と結合し抗原抗体複合物ができ、それに補体が結合してしまうので感作血球を加えても溶血は起こらない。溶血を阻止する血清最高希釈倍数を補体結合抗体価とする。測定原理はEIA法と同じで、標識酵素の活性を化学発光法で検出する方法である。CLEIAは、酵素による増幅効果と反応性生成物をさらに化学発光検出法と組み合わせた高感度な方法である。イムノアッセイのトレーサーとして化学発光性化合物のイソルミノール誘導体やアクリジニウム誘導体などを抗体または抗原の標識に用いる方法である。競合法またはイムノメトリックな方法で抗原抗体反応後、B(抗原・抗体結合物)/F(遊離物)分離し、主として固相に吸着した化学発光性の標識物質を、それぞれの化学発光反応で検出する。骨塩量を計測する方法の一つ。アルミスロープ(又はアルミ段階)とともに撮影した中手骨X線フィルムをDIP装置の透過照明の上に置き、第二手骨の映像から中手骨の中央部10%の部分について、アルミニウムを比較対照として骨塩量を自動的に分析する。抗体結合磁性マイクロパーティクルを固相とし、電気的化学変化で発光するルテニウム(Ru)錯体を標識した抗体を用いたサンドイッチ法。抗原(または抗体)に酵素を結合させておき、その酵素活性をマーカーとして抗原抗体反応の程度を知り、これから抗原(抗体)量を求める。抗体を固相化したプレートに、離細胞と特異抗原を加え培養し、細砲から産生されたタンパク質を発色基質と反応させ、スポットを得る方法。おもに薬物濃度測定に用いられるEIA法の一種。検体中の薬物とグルコース-6-リン酸脱水素酵素(G-6-PDH)で標識されたその薬物に対する競合反応を利用した測定方法。 EIAの1つで、標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い、蛍光基質を加えて蛍光強度を測定する方法。蛍光色素で標識したプローブを用いて標的DNAとハイブリダイゼーションを行い、特定の波長で発色させた蛍光部位を染色体上のシグナルとして蛍光顕微鏡下で検出する方法。蛍光標識抗原と抗体とを結合させると、蛍光標識抗原単独で存在する場合に比し蛍光偏光度が増加する。抗体と競合する非標識抗原すなわち測定すべき抗原が加わると、蛍光標識抗原の抗体との結合が少なくなり、蛍光偏光度が減少することから目的物質の抗原量を求める。GLCでは固定相として多孔性微粒子担体の表面に不揮発性の液体を保持させた充てん剤が用いられる。カラムは測定物質が揮発するのに充分な高温を保持し、移動相(キャリアーガス)にのって流れるあいだに、液相に対する溶解性の差によって分解される。充てん剤としては、試料成分の構造が類似し、揮発性の差がある場合は無極性、逆に揮発性が同じで構造、極性が異なる場合は極性型を用いる。検出方法としては、水素炎イオン化検出器、熱伝導度検出器、電子捕獲検出器などがある。検体をカラムに注入してから一定時間を経て流出する物質を検出、記録し得られたクロマトグラムよりピークの高さまたはピーク面積を求めて外部標準法または内部標準法により定量する。赤血球抗原に対して種々の抗体を働かせて凝集をみる反応で、血液型判定や免疫同種抗体の検出などに用いられる。赤血球凝集素に抗体が付着すると赤血球凝集が起こらなくなることを利用した抗体の測定法で、ウイルス検査で多く用いられる。t主な検査方法略語・概略

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る