n■本文の記載について本文では、検体種類、必要量(最少量)、採取容器(番号)、保存方法、保存安定期間、検査方法、基準値、所要日数、実施料、判断料区分など、検査のご依頼に当たりご注意いただきたい事項を表記してあります。以下の記載例をご参照の上、正確な検体の採取にご協力下さい。(例1)検体が血清の場合(例2)検体が添加剤入り血液の場合専用容器13に2.0mL採血し、直ちに転倒混和の上ご提出下さい。血 液(採血・保存のご注意)EDTA2K血液2.0■ 採血時間 ■ 溶血を避ける為の処置 1.採血時に無理な圧力、あわだちを避けて下さい。 ■ 採取量 ■ 血清・血漿分離 ■ 採血後の保存条件 ■ 蓄 尿 ■ 部分尿 検 体必要量mL 採取容器(遠心操作) ↓ を示します。 提出容器容 器13至急検査を除き検査のための採血は早朝安静空腹時を原則として下さい。 ただし、やむを得ない場合は食後3時間以上経過後、肘静脈からうっ血を避けて採血して下さい。2.極度の高温・低温は避けて下さい。 3.全血での凍結は指定項目を除き避けて下さい。 4.急激な物理的刺激を与えないで下さい。単一検査項目の検体必要量はそれぞれの欄の検体必要量に記載してあります。 検体が血清または血漿の場合、実際の採血量(血液量)は次のようにご判断下さい。 〔血清〕表示必要量の3倍〜4倍 〔血漿〕表示必要量の2倍〜3倍血清を必要とする場合は、採血後5〜6回転倒混和し、室温で30分〜60分放置後、遠心分離して下さい。 血漿の場合は、所定の抗凝固剤と転倒混和したのち速やかに遠心分離して下さい。検体は検査項目によって必ずしも凍結する必要のないもの、凍結して保存しなければならないもの、凍結してはならないものなどに区別されます。次ページ「検体の保存条件」また、詳細は各検査項目欄をご参照下さい。 ○ 24時間蓄尿は冷暗所に保存して下さい。 ○ 酸性蓄尿の場合は、所定用量の専用蓄尿添加剤(ユリメジャー•T)を入れた蓄尿瓶に尿を24時間蓄尿し、 よく混和後必要量をご提出ください。酸性蓄尿の場合は、pH3.0以下に保つようにして下さい。 ○ 塩酸蓄尿の場合は、予め6N塩酸を約20mL(小児は10mL)蓄尿ビンに入れて24時間蓄尿し、よく混和後 蓄尿量を記入のうえ、必要量をご提出下さい。尚、尿量があらかじめ少ないと予想される場合(部分尿の場合も) は、尿100mLに対して6N塩酸1mLの割合で添加して下さい。 塩酸蓄尿はpH3.0以下に保つようにして下さい。 ○ トルエン蓄尿の場合は、あらかじめトルエンを1〜2mL蓄尿ビンに入れて24時間蓄尿し、よく混和後蓄尿 量を記入のうえ必要量をご提出下さい。○ 必要量をご提出下さい。検査項目名略称/別名称ご提出いただく検体の保存条件です。採血後の保存条件ではありませんのでご注意下さい。例:( )内は保存安定期間の目安です。(例3)添加剤入り容器に採取後、遠心分離して、上清をご提出いただく場合専用容器49に採血し、転倒混和、遠心分離後、血漿0.4mLを別容器7に移し替えてご提出下さい。EDTA0.42Na 血漿検 体必要量mL検査方法 詳しくはt〜wページをご参照下さい。容 器49↓7検査実施施設を示しています。詳しくはoページをご参照下さい。検査報告書には、検査結果の右端にアルファベットで記載しております。検査結果ご報告までの所要日数です。実施料点数、判断料区分採血時の注意や検体のお取り扱いに関する注意事項です。尿(採取・保存のご注意)
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