検査案内2023
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ⅣⅤⅢⅤ病理細胞診ベセスダ表記表記の説明NILM陰性意義不明な 異型扁平 上皮細胞ASC-USHSILを除外 できない異型 扁平上皮細胞軽度扁平 上皮内病変ASC-HLSILHSIL高度扁平 上皮内病変SCC扁平上皮癌推定病変従来のクラス判定非腫瘍性所見、 炎症軽度扁平上皮内病変疑いⅡ-Ⅲa高度扁平上皮内病変疑いHPV感染軽度異形成中等度異形成高度異形成上皮内癌扁平上皮癌英語表記Negative for intraepithelial lesion or malignancyⅠ、ⅡAtypical squamous cells of undetermined significance (ASC-US)Atypical squamous cells cannot exclude HSIL (ASC-H)Ⅲa-bLow grade squamous intraepithelial lesionⅢaⅢaⅢbⅣⅤHigh grade squamous intraepithelial lesionSquamous cell carcinoma異常なし:定期検査要精密検査:①HPV検査による判定が望ましい。  陰性:1年後に細胞診、HPV併用検査  陽性:コルポ、生検②HPV検査非施行 6カ月以内細胞診検査要精密検査:コルポ、生検運用① 子宮膣・頸部の細胞を採取してください。 ブラシ、スパーテルなどの採取器具を用いて、子宮口に軽く当て細胞を採取してください。注 )強く当てると出血する可能性がありま(ご注意)妊婦より細胞を採取する場合は、安全を考慮し、ブラシ、スパーテル等の採取器具を避け、綿棒を使用してください。ただし、綿棒で検査に必要な細胞量を採取するために、採取前に別の綿棒で粘液を除去し、採取に使用した綿棒を保存液の中で十分にすすぎ、採取した細胞を洗い落としてください。容器には、綿棒の先端を残さないでください。また、綿棒では無理な力が掛かりますと折れる可能性がありますので十分にご注意ください。適正検体 : 保存状態がよく、鮮明に見える扁平上皮細胞が直接塗抹標本では約8,000~12,000個、液状検体(LBC)の場合 不適正検体 : 標本中の扁平上皮細胞が炎症細胞や血液に覆われている、乾燥による細胞変性が強い場合などの理由により扁平上 適正検体の場合、以下の細胞判定となります。Adenocarcinoma腺癌すのでご注意ください。 は5,000個以上あることとされています。 皮細胞の75%以上が不明瞭である場合があてはまります。ベセスダ表記表記の説明AGC異型腺細胞AIS上皮内腺癌その他の 悪性腫瘍other malig.推定病変従来の クラス判定腺異型または 腺癌疑い上皮内腺癌腺癌その他の悪性腫瘍② 採取器具を容器に入れ、容器の底の部分で採取器具のブラシの毛先が広がるように10回程度押し付けた後、強く掻き回し細胞を洗い落としてください。英語表記Atypical glandular cellsAdenocarcinoma in situAdenocarcinomaOther malignant neoplasms③ しっかりと蓋を閉めてください。 採取器具を容器から取り出し、蓋の黒いラインが容器本体の黒いラインを左に越えるように、しっかり蓋をしめ、室温保存してください。注 )採取器具の先端は容器に残さないでください。要精密検査:コルポ、生検、頸管および要精密検査:病変検索取り扱い内膜細胞診または組織診114①扁平上皮細胞系②腺細胞系婦人科LBC採取方法 ベセスダシステム準拠 子宮頸部細胞診報告様式標本検体の適正・不適正の評価について病理組織・細胞診検査

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