検査案内2023
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210 B特殊染色一覧表血液・凝固注③ 抗凝固剤入り採血管でのご提出は不可。(1)標本の作製(2)標本の固定 アルカリホスファターゼ染色、標本作製の方法 検体をスポイトあるいはキャピラリーにてスライドグラス上に滴下し、引きガラスを当てます。検体が左右に平等に広がったところで、引きガラスの上端を掌に固定したまま一定の角度(約30°)を保ちつつ矢印の方向に軽く滑らせます。角度が小さく、速度が遅いと薄い標本ができます。 カナマイシン入り採血管(EDTA依存性血小板凝集の対応用)の取り扱い採血後、直ちに検体をスライドグラスに滴下し、引きガラスを使用して標本を作成しドライヤー等で速やかに乾燥させる。(必ず冷風にて乾燥させて下さい)①30分以内に専用固定液(-3℃〜-5℃)で5秒間固定する。②流水で30秒間水洗し、乾燥させる。採血量……試験管の底から約1センチのところの黒い線(血液量にして約0.5mℓ)まで血液を入れ、転倒混和して下さい。血液量0.5mℓに対応したカナマイシンが入っておりますので、それ以上になると血小板凝集を回避できない場合があります。提出方法…依頼書(A伝)の欄外に「カナマイシン採血あり」とご記入のうえEDTA-2Kの採血管とあわせて2本ご提出下さい。※カナマイシンはヘマトクリットや血液像に影響を与えますので血小板数測定のみに使用します。血液細胞芽球様細胞(Blastoid)前骨髄球(Promye)骨髄球(Myelo)後骨髄球(Meta)好塩基球(Baso)好酸球(Eosino)好中球(Neutro)桿状核球(Stab)分葉核球(Seg)リンパ球(Lympho)単球(Mono)異型リンパ球(A-Lym)骨髄・血液塗抹標本2枚以上(未固定)血液塗抹標本2枚以上(要固定)※標本作製法下記参照。 注③骨髄・血液塗抹標本2枚以上(未固定)赤血球所見赤血球大小不同淡染性赤血球楕円赤血球破砕赤血球多染性赤血球ジョリー小体標的赤血球奇形赤血球球状赤血球涙滴赤血球赤芽球好塩基性斑点赤血球赤血球連銭形成報告書名称ANISOHYPOELLI 注①FRAGPOLYJOLLYTARGPOIKSPHRO 注①TEAREBL 注②R-BASOR-レンセン(3)注意点 ①塗抹標本作製後30分以内に固定が必要です。 ②固定後は、室温又は冷暗所で3日間程度の保存が可能です。 ③固定条件、時間等をお守り下さい。 ④専用固定液は、冷凍で保存し、使用直前に解凍しすぐにご使用下さい。90mL  固定液の内容は、純メタノール 10mL          ホルマリン           氷酢酸 0.01mL ⑤専用固定液は、冷凍保存で6カ月間安定です。ベルリン青染色法過ヨウ素酸シッフ染色法α-NB法室温朝長法3.3-Diaminobenzidine法注① 多く見られる場合は、2+、3+と表示します。注② 多く見られる場合(2ケタ以上)は、  EBL→EB→Eと表 示します。          例:25の場合 EB 25/100           125の場合 E 125/100所要日数骨髄像結果より2重染色になる場合があります。陽性率(%)男:60.5〜99.5 女:67.5〜99.5陽性指数(NAPスコア)男:169.5〜335.0 女:188.5〜367.0注③下記参照。白血球所見好中球中毒性顆粒デーレ小体ペルゲル様核異常好中球過分葉好中球特殊顆粒不良カリュウフリョウアウエル小体その他所見巨核球巨大血小板血小板凝集報告書名称TOX-GデーレペルゲルHYーSEGアウエル報告書名称MEGーKGーPLETPLーギ60071鉄染色60070PAS染色60072エステラーゼ染色60085アルカリホスファターゼ染色(ALP染色)60041ペルオキシダーゼ染色コード検査項目検体保存(安定性)検査方法備 考98血液細胞略語・血液像所見一覧表 特殊染色一覧表

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